私がペーパードライバーと化したワケ
初心者時代の涙がトラウマ化。運転向いてない?
どーも、ペーパードライバー歴は、10年どころか18年の塩原です。
これでも免許を取ってから2年くらいは、たまに運転の練習がてらドライブしたりしてたんですよ、私も人並みに。
でも駐車や車線変更がどうしてもできなくて、当時の彼氏の逆鱗に触れまくりで怒られまくりながら、涙で前が見えなくなって、トラウマ化。それ以来運転していません。。。
まあ、ゴルフのコースでカートは運転してたんだけど、それも信じられない場所で木に激突してクラブをポッキリ折ってから、完全に私の心もポッキリです。
結局運転してくれる人がいるからさほど困らない。でも。
結婚してから家に車はありますが、運転はすべて夫任せ。
郊外に住んでいるのでコストコやらアウトレットやら、自分で行きたいときに車で行けたら便利な場所もあるし、雨の日は夫を駅まで迎えに行く愛妻、ってのもやってみたい気もするし。
重い腰を上げるため、夫に隣に乗ってもらう前に(=怒られてテンパる前に)プロのペーパードライバー教習を受ければいいんじゃないの!と思い立ちました。
今度こそ。。。今度こそ普通に運転できるようになりたいっ!!
<登場人物>
塩原:ペーパードライバー歴18年。教習所に行っていたときは運転楽しい!と思っていたが、免許を取った後の修行がつらくて完全トラウマ化。以来全く運転していない。
教官:教官の小玉さん。かつては医療系の営業マンだっただけあって、とっても盛り上げ上手、褒め上手。とにかくジェントルマン。
出張型のペーパードライバー教習とは?
教習所ではなく、講師が自宅前や会社近辺など、指定の場所まで来てくれるサービスのことです。
指導員の車でも、マイカーでの教習でもOKなのが特徴。
よく行く場所、よく通るルートで練習でき、自宅の車庫入れもできるので、実践的な教習が可能です。
<関連記事>
ペーパードライバーの出張講習ってどんなもの?内容やメリットを徹底紹介>>
今回の出張教習プランの流れを相談
まずは自宅に来ていただき、事前にお伝えしていた普段通るような道、行くスーパーなどを基に、本日のルートの打ち合わせ。
あらかじめ地図で、どのあたりがペーパードライバーにとって練習になりそうなルートか調べておいてくれます。
本日のルート
広い道路で右左折→よく行くルートを通って車庫入れ→狭い住宅街を練習→ガソリンの入れ方練習→自宅に戻て車庫入れ
という全4時間工程。
あぁぁあ。大丈夫かな。集中力切れてズタボロになったかつての私がよみがえる。。
小玉さん。今はすごい笑顔で優しいけど、豹変したらどうしよう(ガクブル)!
教習車の設備紹介
今日は家の車ではなく、教習車でペーパードライバー教習を受けました。
慣れている自分の車でも、教習車でもいいんだそうです。教習車だと、ドライブレコーダーがついていて、万が一の時でも安心。
マイカー教習でも補助ブレーキがつけられる!
補助ブレーキは外付けタイプなので取り外しができ、自分の車でもスクールの車でもOKです。通常の補助ブレーキをさらに頑丈に改良したとのことで、なんだかちょっと安心。
アクセルは基本的には自分で踏むんだそう。自分でスピードを調整して運転できるようになってもらうためだそうです。
「教習中」のステッカーが大事
ちょっとした心遣いでうれしかったのが、「教習中です」っていうステッカーを車両後部に希望があれば貼ってくれるという点。これの良いところは「教習中です」を、他の運転手に知らせることじゃないんですって。
なんと「近所の目」対策だそうで(笑)。先生が男性で生徒が女性の場合、「あの家に男性が出入りしているわ、ひょっとして浮気?」などのあらぬ疑いを持たれないために役だっているのだとか。。。確かに!結婚してたらそういうひと目も気になりますしね。
運転前の基本のおさらい
家から運転し始めやすい場所に先生の運転で移動します。
ひととおり、エンジンの掛け方、アクセルとブレーキの位置(!)、ギアの役割、ウインカーの出し方、ライトの使い方、ワイパーや空調の使い方、メーターの見方、ミラーの位置の合わせ方などなどなどなど、相当記憶のかなたにいることを、資料を見せてくれながら丁寧に説明してくれます。
こんなこと教習所でも教えてくれなかったような。。
そしていよいよ運転スタート!手汗かいちゃう~。脳内フル稼働。
え?なに?
ハザードからの、右ウインカー出して、スタート?
はわわわ!!!
だからってアクセルは勢いで踏んだらダメよね~ごめんなさい!
いざ出発!
落ち着け私。
走ってる車線に入るのは緊張します。バックミラーと実際の見え方の違いが怖い!!
小玉教官:「アクセルはジワっと踏みます。ブレーキはポンピングじゃなくて5段階で踏んだほうがスムーズでよいですよ。」
塩原(心の声):「サイドミラーを見る余裕ないー!!」
塩原(心の声):「急発進急ブレーキに気を付けすぎて遅くなりすぎるのもダメ。車間距離にも気を付けて!!」
肩に力入ってますわ。。。
車間距離、アクセルブレーキ、ハンドルさばきの基礎を学ぶ
最初は左折の練習を集中的に
まずは左折を徹底的に。
これを基本としておけば、後々怖い思いや危ないことになりにくいそうです。
「しっかりとした減速。しっかりとしたハンドルさばき。」
普段から通っている道というのも、なんとなくどこにいるのかわかって、そういう意味ではゆとりがあります。
車道の真ん中にいる感覚を身に着けて、そこから曲がり角のどこに自分の体が来たらハンドルを切るのかっていうタイミングを教えていただきました。全体を見るような視線の持っていき方も、とっても重要。
事前に、左折するときは交差点の信号や歩行者、角の角度など確認点を言われていたので、なるべくそれに気を付けながら、いくつもいくつも角を左折します。
小玉教官:「追い抜いてきたバイクや自転車を巻き込まないように、曲がり始めるときに徐行しすぎるのも危険です。」
なるほど!!
私の場合は曲がるときに無意識で車の頭を振ってしまう癖が若干あるみたいなので、そうなるとどんな風に事故になりやすいかを説明してもらって、気を付けるようになりました。
運転の状態を見ながら段階を踏んで注意点を言ってくれるので、頭がパンパンになりそうでならずに済んでいます。絶妙!
なにせ久々の運転なので、左折の練習の後、ちょっとコンビニの駐車場にて休憩。
腕を回してがちがちになっていた肩をリラックス!
そこで右折の注意点を動画を見ながら教えていただきます。
ふむふむ、右折の時はサンキュー事故に注意ですね!
次はちょっとハードルが上がって右折
交差点のどこまで車をもっていって、どのタイミングで発進していいの!?
ふたたび頭沸騰。
小玉さんの仏のように落ち着いた解説が、隣から聞こえてきます。
何度も右折すると、なんとなくできるようになってきたような。。
(時差式は、今まで気を付けたことなかったけど難しい!!)
ああ、永遠に小玉さん隣に乗っていてほしい。
乗りながら、路上駐車の車があった場合の距離の取り方や回り込み方も、教えてくれます。タメになるー!!
よく行くスーパーの駐車場で車庫入れ
お次はよく買い物に行くスーパーの駐車場へ。でた!駐車場!!!トラウマの元凶だわー
なにせ、夕方駐車の練習をし始めて、21時の閉店まで停められなかった悲しい思い出があり。
今日はさすがに永久に停められないってことはないだろうけど(笑)
空いてる2階へ。幸い数台しか停まってなくてホッ。
右バックからの入れ方と、左バックからの入れ方、白線をベースにした入れ方と隣の車を目標物にした入れ方など、実践的に教えてもらえました。
これなら次回自分で入れる時も、覚えていればできそうな気がしてきました!!
あんなにつらくて修行みたいだった駐車も、プロにわかりやすく教えてもらうとこんなにもあっさりとうまくいくとは!!
もう苦手意識から解放された気分です!!
一通り習ったら、スーパーでちょっと飲み物を買って休憩です。
次は狭い住宅街へ!!
狭い住宅街で練習
さっきまでの広めの道は、歩行者と車は別のレーンだったのでさほど気にならなかったけど、住宅街に来た途端怖くてたまらないのが歩行者や自転車!
やだーホント怖い。ふらつく自転車とか、並走する自転車とか、恐怖の対象でしかない!手汗脇汗マックスですわー
時速20㎞のゆっくりさでも、ここが一番緊張します!
住宅街は基本的にあまり信号もないので、優先道路と非優先道路との区別をきっちり把握しないといけません。
何気なく見ていた白線がこんなに意味のあるものだったとは!(いやたぶん免許を取ったときには記憶していたんだろうけども)
十字路での左方優先や対向車がいたときのお作法、ミラーの大切さなど、超具体的に教えていただきました。
帰り道、セルフガソリンスタンドへ
帰路、ガソリンスタンドにも立ち寄ります。セルフならではの注意事項や、大まかな使い方など、一つ一つ教えてくれる小玉さん。
静電気をとる必要性や、給油口の差し込み方のコツなど、
「なるほど!そうだったのか!!」
とすごくためになりました。
次はファイナル、自宅に駐車
あっという間に3時間経過し、次はファイナル、自宅に駐車。先ほどのスーパーとは違い、白線はありません。
そして私の家の駐車場は、少し斜めから入らないといけないんですよね。
表札の柱が見えてきたらハンドルを切りましょう、など目標物を小玉さんが教えてくれます。
切り返して前に車を出す際、ボンネットの距離感がつかめなくて、前の家の塀にぶつかっちゃうんじゃ?というビビり心も、実際に車から出て確認すると、まだまだスペースに余裕があったり。
こういうのも、先生がいるからこそ確認できることですよね。
何回もチャレンジしていれば。車幅も長さの感覚も、身についていけそう、っていう想像ができるようになりました。
(無事駐車場に停められました!!!うれっしーーーーーーーーーーーーーぃ)
これにて教習修了。振り返り
教習が終わると成績評価のような「受講報告書」をくださいます。
直進時・右左折時・車体感覚・信号・市街地・駐車時などの項目で自分がどうだったかをひとつひとつ振り返って改善点や評価をしてくれるので、「あーあの時はどんな感覚だったな」っていうのを改めて思い返すことができてよいです。
やっぱりプロに教わるのが安心
そしてなにより、きちんと改善点は指摘しながらも、先生は決して私を叱ることなく、ただ優しく前向きに評価してくれるので、すごく運転が楽しかった記憶になりました。
あと何回か一緒に乗ってもらえれば、私も独り立ちできるかも!っていう「いい予感」。
身内ではなく、プロに教えてもらうっていうのは、こういうところにメリットがあるんだと思いました。
出張教習の料金
今回のお値段は4時間で2万円。平日だったということもあるんですが、安いですよね!
何回も通えそうです。
自動車学校や、出帳教習のスクールによってプラン内容や値段は変わりますので、チェックしてくださいね。平日の昼間だと、予約もしやすく、平日料金が安く設定されている場合もあるので、お得みたい。
月イチ受講で運転スキルチェック
人によってはある程度まとめて通った後、月イチ程度仕事帰りなどに受講する人もいるんだとか。
再びペーパードライバーに逆戻りとか、変な運転の癖がついたりとかを防ぐために、上達するまでの間は、定期健康診断のよに月イチ受講も確かにありですねえ。
教官、ありがとうございました!
あまりにもペーパードライバー歴が長かったので、不安だからってハンドルを小刻みに揺らしたり、妙に慎重にブレーキ踏んだり、不安定にアクセル踏んだりと、メチャメチャでした。
それでも、決して声を荒げることもなく、落着かせてくれて、仏の対応をしてくれた小玉教官、本当にありがとうございました。
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