はっきり言って車庫入れができなすぎて運転から遠のきましたので、駐車場への苦手意識は人並み以上だと自負(?)しています。
車庫入れへの苦手意識が植え付けられたのは、私が免許を取って間もない頃の話。
大型ショッピングモールの駐車場なら練習しやすかろうと夕方から練習し始め、
どっちにハンドルを回したらどっちにタイヤが動くのか、どこでハンドルを切り始めたらいいのか、 全然腑に落ちないまま結局停められず。
ショッピングモールは閉店を迎えました。
あー涙なしには語れないあのトラウマ体験。
頭から煙、絶対でてました。
だってハンドルの向きもよくわからないし、どの位置でハンドル切るかも全然わからないんだもん!!!!
でも運転するからには、車庫に入れるまでが運転。
このトラウマを解消するには、 プロの優しさとわかりやすさが私には必要です!!!
「車庫入れ」はトラウマ率No1!
出張型スクールで習ってみた
みなさん、「出張型スクール」ってご存知でした?私は調べるまで知りませんでした…。
なんと、教官が自宅などの希望の場所へ来てくれるんです!すごい!!!!
些細な質問も優しく教えてくれるので、ぺーパー歴18年の私には強い味方です。
塩原
ぺーパードライバー歴18年。教習所に行っていたときは運転楽しい!と思っていたが、免許を取った後の修行がつらくて完全トラウマ化。以来全く運転していない。
小玉教官
教官の小玉さん。かつては医療系の営業マンだっただけあって、とっても盛り上げ上手、褒め上手(大事!!)。とにかくジェントルマン。
※ちなみに小玉さんには「ガソリンセルフの給油をペーパードライバーがやってみた」でもお世話になりました。
かならず同じ風景が見える。
ポイントをつくって、そこを見ていけばいいだけ。
小玉教官:「教習所のポールだとか、目標物を教習所のもので指定しまうと、他のところではできません。目測の距離感とか、ミラーを見たとき、自分が停めるスペースに対してどういう風景が見えてくるかを覚えておくと、どこでも駐車ができるようになりますね。」
ふむふむ。なるほど。
小玉教官:「あとは、どのくらいの距離まで寄せていこうなどもありますが、まずは感覚で覚えていければ、見る場所がわかってくるので、車は絶対入ります!大丈夫!」
なんていう安心感!大船に乗った気分です。
「一回で駐車したい場所に車を持ってこよう」と思う気持ちは捨てよ!
一回で入るものだと思っていると、入らないだけで「私停められない!」って思ってしまうので、苦手意識につながってしまうんだとか。
駐車の練習場所は大型ショッピングセンターがおすすめ!
駐車に慣れてない初心者は駐車場が広い大型ショッピングセンターがおすすめです!
特に2階は車が少なく空いている場合が多いので、今回はそこを使います。
ちなみに私は知らなかったのですが、駐車場の中での車の時速は、8㎞~10㎞くらいがよいらしいです。人が歩く程度のスピードです。
※お客さんの多い時間帯の利用や長時間の練習は控えましょう 。
内輪差の特性を活かして、バックで駐車する
小玉教官:「バックでの車庫入れには内輪差を使います。内輪差って覚えていますか?
例えば、 前進しながらハンドルを切ると、後輪が前輪の内側を通ります。これを「内輪差」といいます。
逆にバックをしながらハンドルを切ると、前輪は後輪の外側を必ず回ります。つまり、バックの時に、内輪差の内側に入っていれば、人や車は絶対ぶつかりません。バックはこの特性を利用します。」
小玉教官:「実際の動きをミニカーを使って説明しますね。」
小玉教官:「こんな感じで、後輪がコンパスの針のように起点となってクルッと回ります。この原理を使うんです。例えば右バックの場合、駐車場の右前の角を内輪差の内側にうまく入れることができれば、スムーズに車庫に入ります。」
塩原:「ミニカーだと分かりやすい!コンパスのイメージかぁ。理論はわかるけど、自分にできるかかなり不安です!笑」
簡単な右バック(入れたい駐車スペースを右手に見るケース)にチャレンジ。右前の角をねらえ!
それでは早速実車!
この駐車場の場合、片側に二本のラインがあります。
小玉教官:「この内側のラインの先に角があると思ってください。その角を狙って右バックします。運転席から後輪が見えやすいので、右バックで練習します。」
小玉教官:「この駐車スペースを狙いましょう。右バックの場合、入れたい駐車スペースを右手に見ます。 まずは駐車スペースと車体が垂直になるよう車を移動させます。
駐車スペースと車の右側の間隔は50cmくらいが目安です。右側に寄っていれば、後続車が来た時も左側を抜いて行ってくれます。」
塩原:「なるほど。そのために右寄りに止めるのですね。」
小玉教官:「後続車の邪魔にならない位置にいれば、気持ちにもゆとりがでますよね。運転席が駐車スペースの右のラインの手前あたりにくるまで、車を動かしましょうか」
このように、運転席が駐車スペースの右のラインの手前まできたら、一度車を止めて、バックミラーとサイドミラーで周りをみます。後続車や歩行者がいないかをしっかり確認します。
小玉教官:「周りをしっかり確認することで、安心して駐車に専念することできます。後続車や歩行者がきたら、通過するまで待ってください。
それでは駐車を始めるので、ハザードをつけてください。ハザードをつけたら、目一杯ハンドルを左に切りながら前進します。」
※ハザードランプは周りに「今から駐車しますよー。」と注意喚起するために必要だとか。
小玉教官:「車体が車庫に対して45度になるまで、左にハンドルを切りながら前進します。」
まずは45度になるまで、じわじわハンドルを左に切っていく。
小玉教官:「はい45度になりました。」
塩原:「こ、これが45度なんですね。」
小玉教官:「 右ミラーの中で、駐車場の左ラインがちょうど消えたくらいが45度です。」
塩原:「そ、そういうものなのね。なかなか感覚が掴めない・・・。」
小玉教官:「最初はみんなそうですが、何度も練習すれば慣れていくので、大丈夫ですよ。できるまで少しづつ進んでいきましょう」
塩原:なんて優しいお言葉(泣)。
感覚掴めるまで頑張ります!
小玉教官:「45度になったら、さらに角度をつけていきます。角度をつけていくと、右ミラーの中で、右のラインと車のボディラインにじわじわと近づいて行くように見えます。
じわじわ近づきボディラインと右のラインの間隔が(ミラーの中で)あと1cmというところで車を停めてください。」
ここで一回停まってハンドルを真っ直ぐに直し、右の後輪を駐車スペースの右前の角めがけて、そのままバックします。
クリープ現象を利用して、ブレーキで調整しながらゆっくりゆっくり…。
目視でバックします。ドアを開けて見てもOK(これなんだかカッコいいですよねw)。
右の後輪が角まで残り1mというところで、車を止めます。
この距離感が最初は全く分かりません。
先生の言う感覚をしっかり記憶します。覚える景色を、先生がしっかりと言ってくれるので、ポイントがわかりやすいです。
この距離を間違えても、また前に少し出しては角度を変えて下がる、その繰り返しです。タイヤがラインのどこにいたらいいのか、そのタイミングを何度も言い方を変えて教えてくれます。ありがとう先生…!!
小玉教官:「使えるスペースは全部広々と使っていいんですよ!」
そういわれると、なんだかゆったり構えた気分になります。
昔のトラウマ体験では、切り返すたびにプレッシャーがあって、最短で停めなくちゃいけないような気持ちになっていたので、焦ってしまい余計に訳が分からなくなってしまいましたが、焦らないだけで違うもんですねぇ…(遠い目)。
角が内輪差の内側に入っているので、ここからハンドルを右にいっぱい切って、バックします。すると後輪が起点になって、自然に車庫に入っていきます。
右のラインの角をかすめるように、右の後輪が通過します。ハンドルを右に切っていると、駐車スペースに対して車が平行になる瞬間がきます。
はい。水平になりました。後はハンドルをまっすぐに戻してバックするだけ。
ここは輪止めがない駐車場なので、スッといかないように注意。輪止めがあっても、ブレーキを利かせながら進めないと、乗り越えてしまうこともあるんだとか。それは恐ろしい!!注意します!!バックモニターのある車の場合は、それを見ながらさがると安心だそう。
バックミラーを見ながら、そのまま後ろにさがります。
そしてそして…駐車完了!!
苦節18年…いよいよ塩原は駐車場に停められました(感涙)。
先生本当にありがとうございます!
この右側に停める練習を、何度か繰り返します。繰り返すうちに、最初は先生の言っている意味を理解するまでにしばらく考える、という感じだったのが、だんだんと感覚で理解できるようになってきていることを実感!!
実は駐車しやすいのが、隣に車がある場合
次は駐車している車の左隣のスペースにチャレンジ。車が目安になるので、隣に車があった方が車は入れやすいそうです。
なんとなくぶつけそうで敬遠してたけど、確かに車をおいた方が入れやすい。不思議…
成功!!嬉しい…まっすぐだ。。。
ホントに車が隣にあったほうが停めやすかったです!!
最後の難関!ペーパードライバーが自宅の車庫入れにチャレンジ
最後に、駐車場で学んだことを活かして、自宅の車庫入れにトライです!
私の家の駐車場は少し斜めから入らないといけないし、
植木鉢がたくさん並んでいて、なかなかの難関コースです。
先生が車庫入れの目安を一緒に作ってくれました。これはありがたい!
我が家の起点はこの表札の柱です!
駐車場の右前の縁石を目安に、右後輪を近づけて、ハンドルを切る!
切り返しで前に出すとき、向かいの家の塀にぶつかってしまうような気がして恐る恐る前進していたら、先生が一旦車を停めて外に出て確認させてくれました。思っていたよりも全然ギリギリじゃなかった。。。
ボンネットからの距離感も、今後感覚的に覚えていきたいです。
無事入りましたー。
感激すぎる。。。
小玉教官:「駐車は常に練習です。同じ状況に見えても、実は同じ状況なんてない。お店によって幅も距離感も違っていたりしますしね。でも、今日のポイントをしっかり覚えておけば大丈夫!あとは感覚をつかむだけです。がんばってください!」
塩原:「先生ー!!自信が湧いてきました!!
当分は買い物に行くとき広い駐車場に停めることで自分を慣らして、ばっちり感覚がつかめるようになったらちょっと難しそうな狭い駐車場やタワーの駐車場にもチャレンジしたいです。
いろいろなところに自分で気軽に出かけられるようになれそうですし、楽しみです!」
18年のブランク&トラウマがある私的にはあともう一度くらい、他の講習も込みで駐車を教えていただければ、教えていただいた内容がより深く理解できそうな気がしましたが、今回は概要とコツをしっかりと教えていただきましたので、あとはその感覚を応用していくのみ。
最後に。 一人だと心が折れていただろう車庫入れを、隣で温かく支えてくれた小玉先生、本当にありがとうございました!!
出張型のスクールで駐車・車庫入れの克服をめざそう!
車庫入れを克服するなら、出張型のスクールがおすすめです!
何より練習が大事だし、練習は自分だけでもできるかもだけど、 自信のない状態で運転練習するなんて怖すぎますよね…。
その自信をくれるのがペーパードライバー講習!!
(何より先生が優しくてありがたかった!!)
駐車、車庫入れのトラウマもちさん。
一緒に頑張りましょう……。
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